子供の英語教育はいつから?

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EF Education First※レポートによると、日本の英語力は、111ヵ国・地域中80位※になっおり、世界中において低いレベルです。
日本政府が2020年より、これまで小学校5・6年生を対象に行われていた外国語活動を、小学校3年生から英語学習を必須化にしました。
さらに、グローバル化や日本の世界競争力低下によって、これから外国人と一緒に働く、もしくは外国で働くことが避けられないでしょう。
今の保護者様世代は英語ができなくても普通の生活を送れていたかもしれません。
しかし、お子様にとって、英語が必須スキルになってくるといっても過言ではありません。

本記事では、英語の必要性、早期英語教育のメリット、注意点などをご紹介します。
これからお子様の英語教育を始めたい方はぜひご参考ください。

    結論:
       英語教育は早く開始した方がいい、英語環境が大切です!

※EF Education Firstとは

※2022年版 世界最大の英語能力指数 ランキング

事実:日本の英語力は低い

50年以上の実績を持つ世界最大級の国際教育機関のEF Education Firstが、2022年版のEF EPI(English Proficiency Index)英語能力指数」を発表しました。
残念ながら、日本は去年(112ヵ国・地域中78位)よりさらにダウンし、111ヵ国・地域中80位になりました。
アジアにおいても、韓国(36位)やベトナム(60位)、中国(61位)、ネパール(65位)などに抜かれ、24ヵ国・地域中14位になっています。

日本英語力ランキング

日本の英語力が低い原因

①英語と日本語の違いが大きい

アメリカ国務省付属機関FSIの調査によると、アメリカ人がフランス語を習得するのには600~750時間しかかからないのに対して、日本語を習得するのには2,200時間もかかりそうです。

※アメリカ国務省付属機関FSI、外国語研修期間

一方、日本人が英語を習得するために、2,000時間以上が必要、3000時間以上が必要など、諸説があります。

言語を構成する要素としては、「発音」「単語」「文法」の3つしかありません。
より正確に比較しようとすると、学術的な話になり、長くなりますので、ここでは大雑把に簡単にお伝えします。

発音

日本語の発音は基本的に50音図の通り、50個の音を組み合わせて発音し、音の数は約70個です。
それに対して、英語は約600個の音があると言われています。
ちなみに、韓国は約600個、中国語は約2,000個です。
なので、カタカナ英語のように、日本人にとって、英語発音が苦手です。

単語

日本語は基本的に漢字(一部カタカナ)で単語を表します。英語との書き方は全く違います。
日常生活で使う英語単語数は3,000~4,000りと言われていますが、それでも全部覚えるのに難しいですよね。

文法

文法とは、文を作るとき、単語を並ぶ順番などの法則です。
英語と日本語とは順番が全く違うケースが多いです。
例えば、「私はりんごが好きです」を英語で話す場合、「I like apple」となり、「りんご」と「好き」の順番が逆になってしまします。

英語教育が遅れている

下記の通り、日本の英語教育は世界中にアジアにおいても遅れている方です。

英語教育開始時期
日本小学校3年生
中国小学校1年生
韓国小学校1年生
オランダ4~5歳

開始時期が遅いと、特に発音が英語と違いすぎる日本語を母国語になる日本人にとって、聞き取れにくく、正しい発音も吸収しにくく、苦手意識が強く、抵抗感が大きくなる傾向があります。
その結果、英語勉強がストレスになり、挫折しやすいです。

英語教育は受験目的にになっている

日本では中・高・大において、10年以上英語を勉強しても、英語を話せない人が大勢にいます。
それは、日本の英語教育は単語・文法の勉強を中心にしており、大学共通テストや英検、TOEICなど受験を目的にしていることが大きな原因です。
英検1級、TOEIC800点以上を取得しても、いざの時話せない人も沢山います。
※ここでの話せないとは、外国人に道を聞いたりのレべるではなく、緊張せずに自分の意思を英語で表現でき、そして返事を聞き取れることです。
そして、発音の訓練をほとんどせず、そもそも教師の発音がおかしいです。
その結果、話せない、カタカナ英語などになってしまいます。

今まで英語の必要性が低かった

日本はかつて世界2位の経済大国で、しかも終身雇用制がメインで、英語ができなくても、普通の企業に就職すれば、ほどほど豊かな生活ができていました。
ところで、2022年日本名目GDPは世界3位になっている一方、、一人当たりGDPは世界30位で、先進国の中で低いです。
ちなみに、2020年日本の一人当たりGDPは世界24位で、僅か2年間で6位もダウンしました。
さらに、IMD (国際経営開発研究所:International Institute for Management Development)が作成する「世界競争力年鑑(World Competitiveness Yearbook)」の2023年版によると、日本の世界競争力は64ヵ国中35位で、過去最低記録を更新しました。アジアにおいて、14ヵ国中11位、かなり低いです。
少子化が進む中、今後ますます厳しい状況になるでしょう。
もっと身近な話で、物価上昇なのに、給料はあまり変わらないのを既に実感されているはずです。
今後、より高いレベルの生活を送るために、外資系会社もしくは外国で働くことが必要となってくるかもしれません。なので、英語の必要性も高くなります。

英語の環境が少なかった

これが一番重要な原因です。
なぜなら、言語を身につけるために、環境が一番重要です!
勉強や暗記だけでは上達しにくいです。
英語の環境に身を置き、繰り返し使うのが一番効率的です。

ご自身の日本語を身につけた経験を思い出してください。
特に「勉強」しなくても、生まれてから周りの日本語をひたすら聞き、そして親や兄弟、テレビの言葉を真似して、自然に話せるようになったのではないでしょうか?
そうです、単語帳で一生懸命に単語を暗記しなくても、文法を勉強しなくても、「苦労」せずに日本語を身につけました。
それは、毎日すべての行動は日本語をベースにしているからです。
ところで、英語を小学校3年生から勉強し始めても、そもそも英語授業の時間が短く、学校以外では使う場面も少なく、どれくらい効果があるかはご想像頂けると思います。
また、前にお伝えしたように、日本の英語教育は受験目的で、楽しく学べるとは言えません。当然、モチベーションが上がりにくく、上達もしにくいです。

早期英語教育のメリット

ここまで少しネガティブな内容で、子供の未来に対し心配になったかもしれません。
ご安心ください、対策を打てばきっと明るい未来が待っています。
例えば、早めに英語教育を開始し、しっかり基礎を作るのが有力な対策でしょう。
※早期英語教育が唯一の対策を言っているつもりではありません。
 また、英語が唯一に必要なスキルを言っているつもりでもありません。
 ご了承ください。

ここから、早期英語教育のメリットを簡単にご紹介します。

抵抗感が少なく吸収しやすい

0歳〜10歳の間は、「臨界期」と呼ばれ、脳の発達が最も盛んな頃です。
好奇心が旺盛で、真似したがります。特に2歳~5歳の頃、スポンジのように何でも脳に吸収しやい年齢であると言われています。
また、小さいお子様であれば、まだ恥ずかしさも少ないので、積極的に英語を使い、自然に覚えることができます。

ネイティブに近い発音が得られる

小さいお子様であれば、音に敏感で、リスニングを鍛えやすいです。例えば、LとRなどの難しい音の聞き分けが簡単にできるようになります。
まず正しい発音をインプットしていないと、正しく発音が難しくなり、カタカナ英語になってしまう可能性が高いです。

楽しく、日本語のように自然に英語を身につけられる

早期英語教育は、小・中学生のように、勉強として英語を学習するのではなく、歌やダンス、ゲームなどを使いながら、「聞く」「話す」を中心に、楽しく遊びながらレッスンを行うことが多いです。
なので、勉強している感覚がなく、日本語を覚えるように自然に英語を身につけられます。

英語意欲が高くなる

早期に英語の基礎を作っておけば、英語の自信ができ、小・中・高学校でも英語学習を積極的に取り込めるようになります。

早期英語教育の注意点

ここまで英語の必要性と早期英語教育のメリットをお伝えしました。
ただし、注意点もいくつがあり、気をつけないと、本末転倒になってしまう場合がありますので、ぜひ続けてお読みください。

無理させない/強制しないこと

幼少期の子供は、興味のあることでればすぐにに夢中になる一方、興味のなないことであれば、すぐに集中力がなくなってしまいます。そこで無理させたり、強制させたりすると、逆に抵抗感が生まれてしまい、最悪英語が怖くなり、英語学習が挫折してしまう可能性もあります。

なので、子供が「楽しい!」と思えるように、環境や教材を工夫してみてください。
また、褒めることを中心にしましょう。モチベーションを上げるとともに、子供の自信形成にもつながります。

子供は途中で気が向かなくなってしまうこともあると思います。
そんな時、焦らず、すこし待ってあげたり、別の題材を遊んだり、しましょう。
子供にとって、勉強より、大好きなお父さんお母さんと一緒に遊ぶことが何より大事です。

期待しすぎないこと

せっかく英語教育を始めたので、早く効果が出て欲しいと思うのが普通です。
しかし、言葉はそんな短期間に身につけるものではありません。
日本語環境の中で生活し、日本語を身につけるまで少なくても数年間かかります。
日本語メインの環境の中で英語を身につけるのはなおさらです。

また、期待しすぎると、どうしても感情になったり、焦ったり、することになってしまい、子供に良い影響とは言えません。

なので、まず英語が好きになってもらうことを目的として、楽しく英語を遊びましょう!
それさえできれば、後は時間を積み重ねていけば、子供がきっとスポンジのようにどんどん英語を吸収していきます!

継続すること

どんなことでも同じですが、継続しないと身につけられません。
特に言葉は使わないと忘れていくものです。

保護者様は仕事や家事など、お忙しいと思います。
ただし、1日30分程度でも構いませんので、英語の遊びを継続的に付き合ってあげれば、きっと効果が出ます!

最後までお読みいただきありがとうございました!
先行きが不透明の時代において、子供の将来に対して不安を抱える保護者様が少なくないでしょう。
近所の子供は〇〇の学習を始めました、クラスの子は塾に行っているなど、周りを見え焦ってしまいます。
しかし、子供にとって、幼少期は人生一度しかありません。
楽しく幼少期を過ごすことは何より大事です。
この時期で、楽しみながらスキル・知識を身につける経験ができれば、勉強がストレスになる可能性が少なく、学習意欲が高まり、主体的に学習するようになるでしょう。
逆に、子供の意思ではなく、保護者様が勉強を強制させすぎると、思春期になって抵抗感が爆発し、勉強が嫌になってしまうリスクがあります。


繰り返しになって申し訳ありませんが、焦らず、人生一度しかない子供の幼少期を見守ってあげてください!

ワンダーコード八尾緑ヶ丘校では、八尾で唯一英語とプログラミングを同時に学べるスクールです。
子供が楽しいことを何より大事にしており、英語とプログラミングを楽しみながら、21世紀に必要なスキルを身につけられます。
・英語力
・プログラミング思考力(論理的思考力、問題解決力)
・自己表現力(プレゼンテーション力)
・チームコミュニケーション力
・・・など

お伝えしたいことまだまだございますが、
ぜひ気軽に教室見学にお越しください。
体験授業を受けていただき、お子様が楽しく学ぶ様子をぜひお試しください。

下記の記事では、ワンダーコードを分かりやすくご紹介しています。
ぜひ併せてお読みください!


ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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